奥尻島
江差港からフェリーに乗って奥尻島へ! フェリーで2時間20分程、以外と遠い奥尻島。フェリーは大きくて揺れも全然なく快適、船酔いもしませんでした。瀬棚線が廃止になり札幌からの移動が大変! 札幌から奥尻までの道のりは遠く、札幌から八雲まで電車で2時間30分、それから八雲から江差までバスで2時間10分、江差から奥尻までフェリーで2時間20分。あー遠いこと、遠いこと。
◎電車/JR札幌駅→JR八雲駅/乗車時間2時間15分、函館バス/八雲駅前→江差姥神フェリーターミナル前/乗車時間2時間15分、フェリー/江差港→奥尻港/乗車時間2時間20分
天気が良くて空も青いです。海もおだやかで揺れもなく快適。指定席を取ったのですが、乗客は少なく、がらーんとしていました。指定席は席も広くてのんびりできます。
フェリーは、ゆっくりと進みます。
奥尻島上陸も間近。こんな遠い島に昔々、どうやって渡ってきたんだろう?
奥尻島へ上陸。うにまるがお出迎えしてくれます。奥尻島は島全体が広いので、奥尻島をくまなく回りたかったらレンタカーをここで借りるとよいでしょう!バスは1〜2時間に1本程で、夕方には運行を終了するので、島全体をくまなくまわれません。どこかで降りたら、次のバスまで1〜2時間後です。レンタサイクルは数台しかなく借りられませんでした。
旅の宿大須田に宿泊。フェリー乗り場までご主人が迎えにきてくれました。フェリー乗り場から旅館まで車で5分程。夫婦で切り盛りしていて、とても親切にしてくださいました。料理は盛りだくさんで、食べきれないほどです。ニラが入ったウニ鍋がとても美味しかったです。※車で5分でも歩いたら1時間かかります。翌日、フェリー乗り場から、歩いたらものすごい遠かったです!近くに見えたのに、ものすごい遠い、田舎あるある。
旅の宿大須田の横には小学校がありました。
宮津弁天宮。
見晴らしの良い高台にあります。
急な階段を上り下り。
不思議なエネルギーがあるのか、レンズに虹がかかります。
奥尻島には集落が何箇所かあり、集落ごとに神様が違って、集落ごとにお祭りを行うそうです。散策をすると鳥居がいろんな場所にありました。
けっこうな急階段。足腰が悪いと危険な急階段です。足を踏み外すと下まで転がる感じです。
翌日、奥尻ワイナリーに向かいました。
奥尻島には、リゾート温泉があったのですが廃業して、年間1万3千人の観光客が9割減になるそうです。ほとんどが札幌からの観光客で、その影響でフェリー瀬棚線が廃線になりました。観光客が激減して町の雰囲気も活気が失われたようです。温泉の隣には奥尻ワイナリーがあります。温泉と母体が同じでした。
ぶどう畑。
ポツンと奥尻ワイナリー。震災の後、手探り状態で、ワイン作りを始めました。奥尻ワインは、奥尻で育てたブドウを100%使用しています。
奥尻ワイナリーで工場見学。事前に電話予約が必要です。質問にもとても親切に答えてくれました。
販売所もあって、試飲もできます。ここでしか購入できない工場限定ワインを買って、ワインアイスを食べました。ワインは宅急便で配送できます。
神威脇温泉へ向かいます。山肌がすごいので、石が落ちてきそうです。
神威脇温泉。津波で建物が飲み込まれましたが、コンクリート造りだったので流されずにすんだそうです。せっかくなので温泉に入りましが、『あつっ!』とっても熱くて、足までしかつかれませんでした。島のおじいちゃんは平気みたいです。帰り際、温泉卵をもらいました。
ウニが壁にたくさん付いています。
うに丸のあるウニ丸ショップは閉館中です。ここでバスを降りたら最後、次のバスまで待つか、フェリー乗り場まで歩かなければなりません。タクシーは呼んでもきてくれません〜。タクシーは奥尻空港あたりを行き来するようなので、ここに来るまで30分くらいかかるのです。
うに丸モニュメント。奥尻島は地域ごとにモニュメントなどがあります。車で30分移動してはモニュメント。違うところが見たかったら、車で30分移動してモニュメント。と、観光地が分散しているので、移動がとても大変でした。夏期間は、観光タクシーがあるそうなので、それで移動するのがベストなのかなー。
寅さんが来た水産工場があります。神威脇温泉で、うに丸モニュメントの近くにあるここで、撮影していたことを教えてくれました。
男はつらいよ 寅次郎かもめ歌。マドンナが働いていた水産工場。ここ以外での撮影場所は、ほとんど津波に流されたとのことです。
次のバスまで1時間もあるので、フェリー乗り場まで歩くぞー! 結局、うに丸モニュメントからフェリー乗り場まで1時間かかりました。
鍋釣岩の横向き。
レンタカーはここで借りられます。
フェリーの待合室。2階におみやげやがあります。フェリーの待合室の外に、水産関係のお土産やさんがあったので、タコをたくさん買いました。働いている若い方は千葉県から移住してきたそうです。若いのに偉いなーと感心しました。夕方、旅館を通るバスがなくなってしまったので、旅館まで1時間かけて歩きました。
翌日、空は雨模様。昼出発のフェリーに乗るので、フェリー乗り場へ荷物を預けて、寅さんが立っていたと教えてもらった場所へ。フェリー乗り場の近くです。
島にひとつのコンビニ。セイコーマート。
奥尻島滞在中、町中を歩いてる人は数人でした。復興も終わって若い人たちは、働きに島を出て行き、人が少なくなってしまったそうです。
奥尻島の人は、とても優しく親切で、ほんわかしていて、いろいろなことを教えてくれました。1泊2日だと、フェリー出港の時間もあり、とても慌ただしい旅になると思いますので、 2泊3日がおすすめです。さよなら奥尻、また会う日まで。